東京都中央区京橋という土地に満津金というお店が11/16にオープンしたのをご存知でしょうか。
こちらは印刷会社を営んでいらっしゃる細田社長が考案されたお店です。
お店に並ぶ商品は御朱印帳や一筆箋、手ぬぐい、錦絵など京橋という土地に縁がある品ばかり。
それらはどれも想いが詰まったこだわりの仕上りです。
「SNSのネットを通じたやり取りが盛んになり、もちろんそれは一つの形として良いけれど、情報が溢れて混ざって洗濯機の中にいるように感じてしまう」
細田社長はそう仰っていました。
そんな中、江戸由来の町である銀座・京橋の土地で商売をするのであれば、文化に感謝をして、伝統を継承していきたい。
「ここにある印刷物は"刷りもの"ではなく"摺りもの"と呼ばせてもらっているんだ」
商品は大量生産ができないものが多く、1枚1枚丁寧に、まるで木版画をバレンで摺って印刷するような雰囲気があります。
どこかタイムスリップしているような気にさせるお店、満津金。
ぜひお店に立ち寄り、一つ一つ想いの込められた製品を手に取ってみてください。
お話を伺いお店を後にした帰り道、
「ああ、江戸時代に生きていた人もこの道を歩いていたんだなぁ…」
つい、そんなことを考えてしまいます。
コンクリートの街に枯葉舞う、とある冬の日暮れでした。
(そして皮肉にも情報の洗濯機に投稿しているちゃきこです)