2013年07月19日

ユポレジスタードマークで魅せる!?加熱型押し加工実験

おはようございますべにこです!
この時期に街を歩いていると頻繁に見かける選挙ポスター
今年の参院選挙まであと2日!投票日は7月21日、みなさんお忘れずに!

そんな選挙ポスター、ちょっと変わった紙が使われているのをご存知でしょうか?
選挙当日まで野外に掲示されているポスターの多くは、合成紙ユポレジスタードマークが使われているんです。

ふつうの紙とは違い、
ポリプロピレン樹脂からできたユポレジスタードマーク耐水性・強度にとても優れているのが特徴。
雨にも負けず、暑さにも負けず…選挙を応援する影の立役者ですね。

ユポだけでなく、いわゆる普通の紙とは違い、プラスチックやフィルムを使って
紙にはない強度・特徴を持つ紙を『合成紙』と呼びます。
紙って木からできるものだけじゃあないんですよ。にやり

そんな合成紙ユポレジスタードマークを使って新しい見せ方ができないか?

わたしも愛読している『デザインのひきだし』の津田さんと
これまた大ファンであるコスモテックの青木さんとの間である『実験』の計画が!
その現場にわたしもこそっと潜入させていただきました。


その実験というのが…ユポレジスタードマークの加熱空押しテスト!加熱型押しは紙に型(版)を使って熱・圧をかける加工のこと。
紙の表面に凹凸を表現する加工のひとつで、
以前にも紹介させて頂きましたが、パチカOKフロートなど
この加熱型押しすることでその部分が半透明に変化する紙もあるのです。
紙×加工が魅せる・うっとりイルージョン…!

このパチカ・OKフロートに共通するのが、どちらも『特殊な合成樹脂が含まれた』紙だということ。
加えて、この実験のきっかけとなったのがQパーという合成紙。
今はもう廃番となってしまいこの世にない紙なのですが、
津田さんいわく、これが加熱型押しですっけすけに半透明化する紙だったらしいのです…!
Qパーも合成樹脂を主原料の合成紙。これは…ユポレジスタードマークももしかすると…!?

とはいえ、合成樹脂と熱加工は実はなかなか難しい関係。
200度以上の熱を加える加熱型押しは、
樹脂の種類によっては熱でくちゃくちゃに溶けてしまう可能性もあるのです…

実験は加工温度を調節しながら、慎重に行われました。
20130718.jpg


薄いユポほど熱を通してしまうので、くっついてしまうハプニングも…!(写真右)
ユポの下に紙やフィルムを挟んだりと工夫を重ねながら様々な種類のユポを実験。
厚み・種類違いで全14銘柄37種(!)の大実験となりました。

20130718_2.jpg



ほとんどの銘柄はあまり変化は見られず…
型押し部分に若干ツヤが出るような仕上がり。

しかし!! 実験の末、何種か表面に変化のあらわれた銘柄が!!! 

20130718_3.jpg


@WKF340 ユポレジスタードマークサクションタックレジスタードマーク

特殊な吸着層が施されていて、シールの様な粘着剤不要で貼って・はがせるユポ。
型押し部分に凹みと透け感が!


20130718_4.jpg


AWCFA125/200 コンシールユポレジスタードマーク

不透明度100%の透けないユポ。
これは強敵か…と思いきや、なんと加工部分がグレーに変色!


20130718_5.jpg


BWMF120 メタリックユポレジスタードマーク

べにこイチオシ!加工部分の艶が消えて擦ったような風合いに!
ギラギラの表面に渋い雰囲気が◎


当初の『透ける』という目的はなかなか成果がでませんでしたが、
予想もしなかった新しい見せ方を発見する事ができました。
機能面で人気のユポレジスタードマークですが、今後もっと様々な見せ方・用途が増えるのでは…!?

また、今回の実験を通して様々な特徴を持ったユポレジスタードマークがあることを再確認できました。
大家族ユポレジスタードマーク…もっといろんな使い方ができるはず…!!
デザインや加工で数限りない表現ができる!!胸が本当に熱くなる実験でした。

グラフィック社津田さま、コスモテック青木さま。
そしてご協力頂いたユポレジスタードマーク・コーポレーション様、本当にありがとうございました!!


posted by kamihiroba at 09:39| かみあそび | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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