月曜のあさっぱらからお勉強。
知っているとちょっと得するかもしれない
かみちしきのお時間です。
前回は洋紙の分類について取り上げました。
が
洋紙の種類は、非塗工紙=ぬっていない、素顔で勝負!の紙と、
非塗工紙の表面に顔料を塗って滑らかにしたお化粧映えした紙=塗工紙とに分けられます。
紙の世界にもお化粧があるんですね…。
非塗工紙は、書籍や新聞、ノート、コピー用紙などによく使われていて、
上質紙、中質紙、ざら紙と分けられます。
塗工紙は上質紙(A)、中質紙(B)をベースに、
片面または両面に塗料を塗って、
圧力をかけたロールの間を通して光沢を出したもので、
塗工量の多いものからアート紙、コート紙、軽量コート紙、微塗工紙などと分類されます。
さらにさらに、塗工紙はお化粧の量でグレード分けされています。
たとえば上質紙ベースでは
両面の塗工量が40g/m2前後=A1アート紙、
20g/m2前後=A2コート紙、
15g/m2前後=A3コート紙
としています。
印刷物の高級化に伴い、A1アート紙を超えるグレードとしてA0アート紙
というものも存在します。
上質紙にお化粧したものだと、
A0、A1、A2、A3というように分けられていて、
数字が小さいほど、厚化粧でピカピカつるつる、高級な紙ということになっています。
表面が滑らかなので、"平滑性"があるともいわれます。
紙は、お化粧の量で、印刷の綺麗さや仕上がりの再現性がかわってきます。
写真を綺麗に表現したい写真集?
あえて印刷を粗くして自然な風合いを出したい?
どんなものを作りたいのか考えて、紙を選ぶことが大事なんですねー!!
ちぃこ○△○**
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